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■壇具川と長屋門
城下町の静かなたたずまいを流れる壇具川(だんぐがわ)は春は桜並木、夏はホタルが乱舞し、時代を変えることなく静かに流れている。四季折々の花が、両岸を色どる。長府観光会館から川沿いに上がると途中橋のたもとに上級侍屋敷の長屋門がある。川沿いには侍屋敷を利用した食事処や甘味処が点在し、静かな道を突き当たった所に、笑山寺の山門と境内には市指定文化財の十三重塔がある。 |
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■奇兵隊挙兵の地功山寺
長府観光の最重要ポイントというべき巧山寺は、鎌倉時代創建の、唐様(からよう)建築の美しさを保つ建造物で、我国最古の禅寺様式を残しており、国宝に指定されている。また、幕末に討幕派の志士、高杉晋作がわずか80名の奇兵隊を率いて挙兵した地として有名。維新前夜、都落ちした七郷が身を隠した時、寝起きをした七郷の間、苔が美しい中庭。そして高杉晋作の銅像。若き志士達が“将来の日本”を議論した山門。四季境内を飾る春の桜、秋の紅葉、雪の巧山寺は、さまざまな歴史を秘めて今も旅人の心に昔を偲ばせる。 |
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